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RPGと言われてまず思い浮かぶのは、 ジャンルとしてはボードゲームに分類される。 紙とペンさえあればいいのだ。
まず最初に、テレビゲームでいうならソフトの役割を果たす『ルールブック』が必要だ。 すべてを覚える必要はないので安心してほしい。 『ゲームマスター』と呼ばれる進行役が、物語を進め、迷えるプレイヤーを導いてくれる。 コントローラーはいらない。 テレビゲームに例えてばかりはいるが、根本的に違うことがある。 仲間も人間なら、敵も人間。武器屋も酒場のマスターも人間だ。村人Aに話しかけたら、「ここは○○の村です」と、ひたすら繰り返すことはないのだ。
今回「剣の世界で冒険者」では、このTRPGの魅力をアドベンチャーゲームに逆輸入!
ゲームマスター「酒場に入ると、テーブルから熱い視線を感じるよ」 プレイヤーA「じゃあ、そのテーブルに座ってる人を見ます」 ゲームマスター「男が一人座ってるね。男は、キミと視線を絡ませながら上着のボタンを外し始めるよ」 プレイヤーA「うええ!?」 ゲームマスター「何もしない?だったら、上着のボタンを全部外して、男はキミにこう言うよ『やらないか』」 プレイヤーA「全力で逃げます! 全力で!」 ――異世界への入り口は君の目の前にぽっかりあいていて、ほんの少しの好奇心があれば、 いつでも冒険に旅立てる、ということを知っておいてほしい。 (会話例のチョイスのせいで別の意味にしか聞こえない)
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