【読み方は、テーブルトークアールピージー。
  TRPGやTTRPGなどと表記されることがある。】


◆RPGってドラクエとかFFの?

RPGと言われてまず思い浮かぶのは、
ドラクエやFFなんかのテレビゲームだと思う。
主人公キャラになって、ファンタジーの世界を
ロール(役割)プレイ(演じる)する。
こういったテレビゲームのRPGは、実はこのテーブルトークRPGが元になっているのだ。

ジャンルとしてはボードゲームに分類される。
そう、機械は使わない。

紙とペンさえあればいいのだ。


◆ゲームソフトは?本体は?

まず最初に、テレビゲームでいうならソフトの役割を果たす『ルールブック』が必要だ。
そこには、世界観や、君のキャラクターがどんな職業に就けるのか、どんなアイテムや敵が登場するのかなどが書いてある。

すべてを覚える必要はないので安心してほしい。

『ゲームマスター』と呼ばれる進行役が、物語を進め、迷えるプレイヤーを導いてくれる。
プレステとかXBOX360の本体にあたるだろうか。

コントローラーはいらない。
サイコロを振る腕力と、おしゃべりできる口さえあれば
ミサイルも撃てるし、ドラゴンだって倒せる。

テレビゲームに例えてばかりはいるが、根本的に違うことがある。
生身の人間だからパターンが無限大、ということ!

仲間も人間なら、敵も人間。武器屋も酒場のマスターも人間だ。村人Aに話しかけたら、「ここは○○の村です」と、ひたすら繰り返すことはないのだ。


◆体験しようよ!テーブルトークRPG!

今回「剣の世界で冒険者」では、このTRPGの魅力をアドベンチャーゲームに逆輸入!
TRPG特有の「みんなで冒険する」醍醐味と空気を、アドベンチャーゲームで再現だ!!
さあ、冒険の世界へ旅立とう!!


◆プレイ中のワンシーン

テーブル『トーク』というだけあって、物語は会話で進んでいく。プレイ中の会話をちょっと聞いてみよう。


ゲームマスター「酒場に入ると、テーブルから熱い視線を感じるよ」
プレイヤーA「じゃあ、そのテーブルに座ってる人を見ます」
ゲームマスター「男が一人座ってるね。男は、キミと視線を絡ませながら上着のボタンを外し始めるよ」
プレイヤーA「うええ!?」
ゲームマスター「何もしない?だったら、上着のボタンを全部外して、男はキミにこう言うよ『やらないか』」
プレイヤーA「全力で逃げます! 全力で!」


――異世界への入り口は君の目の前にぽっかりあいていて、ほんの少しの好奇心があれば、
いつでも冒険に旅立てる、ということを知っておいてほしい。

(会話例のチョイスのせいで別の意味にしか聞こえない)