◆舞台となるソード・ワールドの世界

この世界――ラクシアは、
3本の「始まりの剣」が創ったの。

第一の剣ルミエル、第二の剣イグニス、
そして第三の剣カルディア。
3本の剣は、海を、大地を、
それから世界のすべてを創造した。

自分たちの持ち主になる資格のある、優れた生命を生み出すために。

そうして、始まりの剣の所有者になるために
「小さき人々」、つまりは人間が産み落とされたわ。

でも、始まりの剣を手にした小さき人々、
「人族」と「蛮族」は、それぞれ第一の剣と第二の剣を手に戦争を始めたの。
強大な剣の力がぶつかり合う戦争は長く続いて、
剣が3本ともどこかに行ってしまっても人間の争いは終わらなかったわ。

ま、それからいろいろあって今に至るわけだけど
(省略した!)
300年前まで栄えていたアル・メナス文明が滅びちゃったのも、蛮族の大侵攻「大破局」があったからなの。

その時に蛮族と戦って町を守った義勇兵が、
私たち冒険者の始まりってわけ。

だから、町を守るのも、アル・メナスの遺跡の中で埋もれちゃってる財宝を人の住む町にちゃんと返してあげるのも、私たちの仕事。

さ、分かったでしょ?
それじゃ、ダンジョンに行きましょ!
ドラゴンの住む塔はまだ早いかもしれないけど、
そのへんの小さな遺跡なら私たちでもどうにかなるはずなんだから!!
武器と食料があれば、あとはひとかけらの知恵と勇気で冒険よ!!

だって私たちは、冒険者なんだもの!!